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株主総会等における主な質疑応答内容

第43期定時株主総会と株主懇談会(2023年6月24日)、東京株主説明会(同7月1日)における質問とその回答を要約して掲載しております。

  

海外展開

Q:海外事業の現況と今後について教えてほしい

A:北米事業について、業績は堅調に推移しております。堅調な要因としては、コロナ禍での失業給付の拡充や現金給付等の景気刺激策により、低所得者の収入が増加したこと、コロナからの回復に伴い、人の集う「リアル」なサービスの良さが再認識されたことなどがあると考えております。今後は景気サイクルの影響も予想されますが、収益モデルが構築できており、また、アミューズメントを中心とするサテライト店舗の出店により180店舗体制も可能と考えていることから、積極出店を進めてまいります。
中国については、コロナウイルスの影響により、本来の実力が発揮できていない状況にありますが、足下においても厳しい状況が続いており、今期の見通しも厳しいものと考えております。
同国においても米国同等の収益モデルを構築し、展開することが目的であり、現在中国において評価される店舗作りに努めております。同国への新規出店は、収支モデルの構築状況を見極めて慎重に検討してまいります。

Q:東南アジアには出さないのか

A:クレーンゲーム事業の許認可を得ることが難しい等の問題があり、現時点で、具体的な計画はございません。

ガバナンス

Q:持株会社化を進める理由について教えて欲しい

A:当社では事業の展開にあたり、出店地域を分散し地政学的なリスク対策とすることが重要であると考えておりますが、持株会社体制はこれに適すると考えております。グループにおける事業戦略の策定、人材の配置、資金の配分を持株会社が判断していくことでグループ全体の企業価値の向上を図ってまいります。
なお、将来的には、各社の代表を各子会社の中から選任する体制としてまいります。

Q:女性の業務執行を担う役員は選任しないのか

A:女性の活躍について、当社ではプロジェクトチームを組成し、様々な環境整備を行なっております。新規採用についても男女に差はございません。役員についても実力で判断しておりますが、早期に実力のある者を育成、抜擢し採用したいと考えており、まずは5年以内の女性執行役員実現を目指してまいります。

Q:後継者の育成について

A:お客様のニーズを把握し意思決定していくために、若い人材の活躍は重要であり、代表においてもその必要があると考えております。数年先を見据えて事業を変化させることのできる人材への交代を見据え対策を検討してまいります。

配当

Q:四半期配当はなぜ行うのか

A:四半期配当は、株主様に迅速に利益を還元でき、株価の安定や、購入機会の提供などのメリットが期待できると考えております。当社事業はお客様と株主様の距離が近い特性があり、当社では株主優待で当社利用券を配布するなど、株主様やご家族様に当社事業を知っていただくことに努めておりますが、四半期配当・優待の制度は、かかる観点からも一定の意義があり、コストに見合うものと判断しました。

Q:配当性向について

A:今期の配当予想については、5月9日に開示しております。当社では配当について安定的な配当水準を維持することを基本方針としながら、経営環境、業績、財務体質の強化等を総合的に勘案することとしており、配当性向についてはコミットしておりません。

企画・施策等(ご要望)

Q:カラオケについて最新機器が遅れていないか

A:常に新しい設備をご提供することが重要と考えており、対応を進めてまいります。

Q:値上げについて、利用者の少ない時間帯は見直してほしい

A:戦略的に決定すべき事項でありますところ、時代や状況に合わせ検討してまいります。

Q:スケートボード、ボルタリングなどを取り入れてはどうか

A:サービスの提供に当たっては、お客様の安全も含め様々な検討を行う必要があり、ご提案のサービスは導入しておりません。今後も常に新しいアイテム・企画を提供し、ラウンドワンに行けば様々な企画が楽しめると期待頂ける店舗づくりに努めてまいります。