PROJECT STORY プロジェクトストーリー

STORY #01 クレーンゲーム300台以上!
かつて経験したことのない規模の
アミューズメント施設導入に挑む

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プロジェクトメンバー

  • 岸和田店
    アミューズメント メイン担当
    河原 毅
    2009年入社
  • 岸和田店
    アミューズメント担当
    日田 紗耶未
    2020年入社
  • 岸和田店
    アミューズメント担当
    古野 航
    2021年入社
  • 岸和田店
    支配人
    大嶽 竜也
    2008年入社

プロジェクト概要

現在ラウンドワンが力を入れている取り組みのひとつが『ギガ クレーンゲーム スタジアム(以下:ギガクレ)』。設置台数300オーバーという、他を圧倒する数のクレーンゲームがズラリと並ぶ、新しい形態のアミューズメント施設だ。近年、クレーンゲームは、ラウンドワンでしか手に入らないコラボ景品や、どの年代のお客様も楽しむことができる多種多様なラインナップを提供することで好評を得ている。そんな中、岸和田店はギガクレ化に指名された。プロジェクトスタートからオープンまでの期間は3カ月。岸和田店のメンバーはいかにしてこのミッションを果たしたのか?!
そのプロセスや心境を振り返る。

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注目していたギガクレの導入が決まり、
全国No.1を目指して始動

ギガクレはラウンドワンとしても新しい取り組みで、先にオープンしていた店舗の売上が好調だったこともあり、自分が担当する店舗でオープンすることが決まった時は、期待されていることが伝わってきて嬉しかったですね。私は元々アミューズメント担当だったこともあり、「何としても成功させたい」という強い思いがありました。

私はクレーンゲームが大好きで、ギガクレが始まった当初から、岸和田店でも早く導入したい!と思っていたので、決まった時は「やっと来た!」という気持ちでした。

日田さんがいちばん喜んでいたよね。実際に「ヤッター!」と声をあげていたくらい(笑)。

私もギガクレ化する店舗へヘルプに行っていたので、岸和田店もいつかはギガクレが導入されると思っていたのですが、予想よりも早く白羽の矢が立ち、身が引き締まる思いでした。

私はみなさんと少し違って、最初は「マジか!?」と思ったのが正直なところです(笑)。それは、とんでもなくスケールが大きく、ちゃんと準備ができるのか…。という不安を感じたから。ですが、支配人をはじめ、まわりの社員の方々から「一緒にがんばろう!」という声をかけていただき、前向きな気持ちに切り替わりました。それからは、自分が日田さんや古野さんをはじめとして、現場のスタッフを引っ張り、「岸和田店を全国No.1のギガクレにしよう」という意欲が湧いてきました。

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未体験の規模に対応するため
まずは作業を“見える化”

新しい施設をオープンするためには、「人・物・金」の準備が必要です。全ての取り組みで同じことが言えますが、今回のギガクレプロジェクトは特に規模が大きく、スケジュールもタイトだったので、最初にどのような状況が予想され、どのような作業が必要なのか、そして、それぞれの作業にどれくらいの時間と費用がかかるのかをリスト化することに力を注ぎました。

リスト化にあたっては、先にギガクレに取り組んだ店舗に行って情報を吸収し、そのすべてを支配人と共有し、適材適所へ人を配置していきました。その時は店舗全体の体制づくりを支配人が担当され、アミューズメントフロアの舵取りを私が担当しました。

新たに迎えるスタッフの採用は、すぐに取り掛かりました。オープンまでに100名くらい面接したんじゃないかな。それと並行して、アミューズメント部門がギガクレの準備に専念できるように、店舗全体の体制づくりにも力を入れました。

そうした中で、私はクレーンゲーム約300台分の仕掛けづくりや景品の企画を担当し、仕掛けに使うさまざまな部材の仕入れも行いました。300台分の部材となると、今まで経験したことがない何千個という大きな単位になり、スピーディーかつ費用を抑えて確保するのに苦労しました。仕掛けづくりに関してのマニュアルはあるのですが、1台ずつ細かな調整が必要なので、河原さんにサポートしていただきながら進めていきました。

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仕掛けづくりはアミューズメント社員の腕の見せどころ。日田さんも最初は苦労していましたが、元々クレーンゲームが好きで向上心も高いので、上達が早かったですね。感心と共に1人の社員として頼りにしていました。

私は主に日田さんのサポートとスタッフの研修を担当しました。メンバーの中では私がいちばんスタッフのみなさんと年齢が近いので、仕事に対して積極的に取り組んでもらえる雰囲気づくりを常に心がけていました。また、研修では単に段取りを教えるのではなく、「その作業がなぜ必要なのか」背景や目的も理解できるように努めました。そのために、まず自分自身がしっかりと理解しておこうと、気合を入れながら必要なポイントを学び直しました。

エンターテイメントに携わるプロとして、お客様に楽しんでもらうために何をしなければいけないのかを理解する必要があるので、古野さんや日田さんには厳しく指導したこともあったね。

思うようにできなくて落ち込んだ時は、家に帰って好きな動画を見て気分転換しました(笑)。気持ちが落ち着いてくると河原さんのアドバイスの意味が分り、次の日にもう一度実践するとうまくいくようになりました。

自分で気づけることって限られるので、先輩や上司の方々にいつもとは違う角度からアドバイスしていただけることで、成長につながるんだなと改めて実感しました。

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プレッシャーの中で
仕事をするからおもしろい

先程も言ったように今回のプロジェクトはスケジュールがタイトで大変な面もありましたが、大きなハプニングもなく、全体的にはスムーズに進めることができました。気持ちの面でも、オープンが近づくにつれて不安よりも「早くオープンしてみたい」というワクワク感が大きくなっていきましたね。

いやぁ、オープンの瞬間を迎えるまでは不安でしたよ(笑)。やれることはすべてやりましたが、「本当にこれで大丈夫だろうか?」という気持ちは消えませんでした。

ちょっとカッコつけたかも(笑)。そういえばギガクレオープンが大失敗した夢を見て、飛び上がって起きたことがあったなぁ(笑)。でも、そういうプレッシャーや緊張感の中で仕事をするからこそおもしろいし、成長できるよね。

こんな風に店舗の責任者である支配人がドーンと構えながら、いつも元気になる言葉をかけていただいたおかげで、メンバーは高いモチベーションを持って取り組めました。

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確かにそうですね!何かわからないことや困ったことがあった時、大嶽支配人や河原さんに気兼ねなく相談できることも心の支えになっていました。それと、オープンが近づいた時に来ていただいたヘルプ社員の方々の存在も心強かったです。

そうそう、こちらの期待をはるかに上回るはたらきをしてもらい、ラウンドワンの一体感とスキルの高さを改めて感じました。

ゲーム機を設置する数日間は、1日に30台〜40台が搬入され、納品される景品の量も過去に例を見ないほど多くありました。店内が混乱してしまうリスクがありましたが、事前に動線や配置を図面に書き起こし、それに沿ってヘルプ社員の方々が的確に動いてくださったんです。おかげで、予定よりも早く作業を終えることができました。

それって本当に凄いことですよ!プロジェクトを進める中で、いちばんのハプニングだったかも(笑)。

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オープンはプロジェクトの
“ゴール”ではなく“スタート”

ここにいるメンバーをはじめ、ヘルプ社員や関係者の方々のおかげでギガクレをオープンできたわけですが、その時の気持ちはどうだった?

もちろん嬉しかったですけど、ホッと安堵した方が大きかったのが本音です。そして「ここからが本番だぞ」と、自分に言い聞かせました。

研修を終えたスタッフのみなさんが目を輝かせて頑張ってくれている姿を見た時、このプロジェクトに携わることができて本当に良かったと思いました。

オープンはプロジェクトの“ゴール”ではなく“スタート”。これからどのようにサービスを向上させていくかが本当の目標です。とは言っても、ギガクレがオープンして、お客様が楽しんでくださっている姿を見ると喜びが湧いてくるよね。個人的には、お客様から「この景品ありますか?」と尋ねられた時、ほとんどの景品をご案内できることが嬉しい!

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事前にいろいろシミュレーションをして対策していても、実際にお客様を迎えてはじめて見えてくる課題もたくさんあります。それにどう対応するかは、オープンまでの準備と同じくらい重要だと感じています。

自分としては、今のところギガクレ導入は成功した手応えがあります。家族でご来店されるお客様が増え、これまでお子さんの横でゲームを眺めていた親御さんが、お子さん以上に夢中になってクレーンゲームを楽しんでいる姿をよく見かけるようになってます(笑)。

オープンまでは「お客様に喜んでもらえるだろうか」とドキドキしていましたが、実際にお客様が楽しまれている姿を見ていると毎日が最高です! 仕掛けづくりを担当してこれほど嬉しいことはありません。それと、ヘルプ社員の方から「しっかり準備をしてもらったおかげで作業がしやすかった」と言ってもらえたことにも達成感を感じました。

そういう言葉をもらえると、今まで頑張ったことが報われますね。会社からも岸和田店の取り組みが評価されて、これからギガクレを行う店舗のモデルケースになっていると聞いています。改めて今回のプロジェクトを振り返ると、本当にまわりの人に感謝することばかり。そして、このプロジェクトを機に、メンバー全員がすごく成長したと感じています。

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プロジェクトに取り組んだことで、お客様の視点に立って考える意識を持つようになりました。そして、自分で考え行動に移す大切さを学べたことが大きな収穫だと思っています。

私はコミュニケーションの重要性を改めて実感しました。分かっているつもりでスルーするのではなく、しっかりと言葉を交わすことで信頼関係が生まれ、さらに仕事の質も上がっていくことを学びました。

それはそばで見ていてよく分かる。ある意味、このプロジェクトでいちばん成長したのは古野さんだと思っています。

そうですね。いろいろ大変なこともあったと思いますが、それをバネにしてくれて頼もしく感じています。また、私も支配人が言われたように、協力してくださったまわりの方々には言葉では言えないくらい感謝しています。これからもNo.1のギガクレを目指して頑張りましょう!

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END

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